こんなはずじゃなかった・・・。
息子夫婦が私を嫌って全く近寄ってこなくなってしまった・・・。でも、そんな悪いことをした覚えはないし。
なんだか悲しいやら、腹立つやら、気になるやら・・・どうすれば嫁は機嫌を直して元の関係にもどれる…?
そんなあなたに、嫁の立場からはっきり言わせてもらいますっっ!
息子夫婦に嫌われた4つの原因
息子夫婦に嫌われるパターンとして2通りあります。
1つめは、嫁があなたを嫌ったことにより息子や孫もよりつかなくなり、結果として「息子夫婦に嫌われた」と感じる場合。
2つめは、あなたが嫁を怒らせたことに対し、息子があなたに怒っている。そして夫婦揃ってあなたを嫌う事になった。という場合です。
どちらにせよ、息子夫婦に嫌われる原因は「嫁」にあるのです。
1.元々嫌い
息子の嫁
お姑さんからすると衝撃の告白かもしれませんが、「息子夫婦に嫌われた原因」で一番多いのはこれでしょう。
嫁とはたいてい姑が嫌いな生き物です。とはいえ、結婚したからには嫌でも家族になってしまう。だからなんとか表面だけでもとりつくって関係を維持しているのです。
そんな時にほんの些細なことがきっかけで、取り繕う事もやめてしまった。それだけのことです。
もちろん何かきっかけはあったかもしれませんが、嫌われるほど悪いことではありません。きっと実の母親なら気にも留めないささいなことでしょう。あなたのせいではありません。嫁姑という関係が一番の原因です。
「今はとにかくそっとしておきましょう。」
悲しいかな、嫁は姑に会えなくても絶縁しても困ることは何一つないのです。会いたい、仲良くしたいと思っているのは姑だけなのです。
何もない状態でも「できれば関わりたくない」と思っている相手とケンカをして、仲直りをしたいと思いますか?
今、嫁としては面倒な夫の家族と縁を切れる最高のチャンスなのです。そんな時にあなたが何かをしたら火に油を注ぎ、それこそ「絶縁」まっしぐらです。
どうしても気になる場合は息子に連絡をするようにし、会いたければ息子と孫だけに会うようにしましょう。理由なき怒りをおさめる方法はありません。
2.無神経
息子の嫁
女という生き物は、年齢と共にどうしても図太くなっていきます。無神経になっていくのです。悪気なくこんなことを言ったことはありませんか?
「あれ?太ったんじゃない?」
「(息子に)あんたちゃんとしたもの食べてるの?」
「早く孫を抱かせてよ」
「○○さん家の嫁は看護師なんだって!稼ぎがあっていいね!」
「○○(孫)はパパに似て賢いねぇ」
これ、全部かなり無神経というか、ほぼ「悪意」ある発言です。これをみて「どこが無神経なのか分からない」と思ったあなたは、間違いなく無神経な発言を繰り返してきたはずです。嫌われて当然ですね。
また、自分は「息子の嫁」より立場が上だと思ってはいませんか?
確かに息子は生み育てたかもしれませんが、嫁はあなたに何一つ恩はありません。なんなら「息子と結婚してくれてありがとう」という気持ちをもつくらいでちょうどいいのです。
「自分の無神経さに気づきましょう」
あなたからすると「悪気はない」ことでも、お嫁さんはもう我慢ならなかったのでしょう。自分の無神経さに気づいて直すことが出来れば関係の修復は可能かもしれませんが、そうそう出来ることではありませんよね。
謝る時点ですでに「余計なひとこと」を言ってしまいそうなきがしてなりません。
こういった場合に謝るなら手紙やメールにして、送る前に誰かにチェックしてもらいましょう。男性は意外と繊細なので、夫の意見を参考にするといいかもしれません。
もし許してもらえた場合は、これからの発言には十分注意しましょう。2度めの許しは絶対にありませんので。
3.厚かましい
息子の嫁
「息子の家族は自分の家族」だなんて思っていませんか?当然のように「運動会いつ?」「クリスマスケーキ用意してるから」なんて言っていたのではないでしょうか。また、誕生日や母の日に何かしてもらう事を当然だと思ってはいませんか?
夫と結婚し家族になったとは言え、その両親まで家族になった覚えはありません。大切な行事やイベントは「家族だけ」でしたいのです。
また、突然「近くまで来たから」と言って来られることも迷惑なのです。息子の家は他人の家であり、あなたの家ではありませんよ。
「誘われるのを待ちましょう」
息子の家族とは言え、嫁からするとあなたは立派な赤の他人です。他人が家庭に入り込むほどストレスはことはありません。
イベントだって行事だって、一緒に過ごすのが当たり前ではないのです。そのイベントは「息子の家族」のイベントであり、あなたのイベントではないのです。イベントを楽しみたいのなら、夫と結婚記念日なり誕生日なりを祝いましょう。
また、突然家に来られるストレスも相当なものです。家はプライバシーの塊です。そこへずけずけ上がり込むのはやめましょう。あなたは他人なのですから。
4.重い
息子の嫁
「老後はあなたがいるから安心だわ」
「この家を二世帯にしてもいいわね」
嫁が言われてこれほど憂鬱になる言葉はありません。
今は夫の稼ぎだけで生活できる家庭は少ないですし、自分たちの老後をどうするかですでに頭が痛い家庭も多いのです。それに子ども教育資金や家のローン。自分の両親もいます。
正直、夫の両親の面倒まで手が回りません。そんな中、老後を託すようなことを言われると本当に恐ろしくなって逃げだしたくなるもの当然です。
「自分のことは自分で」
今は、30代でもすでに老後の心配をしなければならない様な時代です。それに「親を助ける」のではなく「親に助けてもらう」そんな時代になっているのです。
ですから、息子夫婦を助ける必要はありませんが、足をひっぱるような事をしてはいけません。きちんと自分たちの力で生きていける準備をしておきましょう。
そのうえで、「どうしても助けてもらわないといけない時だけお願いする」という姿勢を忘れてはいけません。
息子夫婦と関係を修復する4つの方法
嫁が姑を嫌う原因は、先ほどお伝えした以下の4つです。
- 元々嫌い
- 無神経
- 厚かましい
- 重い
心当たりはありましたか?必ずどれかに当てはまるはずです。
では、それぞれの原因ごとに、関係修復方法をおさらいしておきましょう。
1.そっとしておく
「元々嫌い」だった場合、とにかく関わらないことが一番の解決策です。
「仲良くなる」ことを目指すのではなく、「これ以上嫌われない」ことを目指してください。それだけで十分です。
2.自分の無神経に気づく
年齢と共に図太くなってきていることに本当は気づいているのではないでしょうか。
あなたの無神経さに傷ついているのは嫁だけではないかもしれません。夫や友達までもが離れていかないように、自分を見つめ直してみましょう。
3.謙虚になる
人から何かをしてもらうことは当然ではありません。それは家族であってもそうです。
してもらわないことが普通。してもらったら「ありがとう」と感謝する。こういう心もちでいなければうまく付き合っていくことは出来ません。
4.自分のことは自分で
歳をとると誰かを頼らなければならい時がきます。それは仕方ありません。
しかし、そうなる前から「よろしくね!」と丸投げするのは間違っています。自分のことは自分で責任を持ち、それでもトラブルに見舞われどうしようもなくなった時に、はじめて頼るようにしましょう。
息子夫婦とこじれてしまう原因はいくつかありますが、その全てに共通するのが「家族」という甘えです。
余計なひとことを言ってしまったり、頼りすぎたり、干渉したり。どれも「家族」という甘えからしてしまう行動です。
しかし、残念ながら嫁は「他人」であり、家族ではありません。あなたは家族だと思っていても、嫁はそうは思っていないのです。だからこうして急に離れていってしまうのです。
息子や息子夫婦を大切に思うなら、まずは距離の取り方から見直してみましょう。適切な距離を保てれば、よい関係を築くことは難しいことではありません。